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野菜の栽培方法は、大きく分けると露地栽培と施設栽培に分けられています。
露地栽培とは?
【露】出した【地】面で、露地栽培ですね。所謂、屋根などに覆われていない畑で育てる最も一般的な栽培方法です。
露地栽培の一番の特徴は天候による影響が大きいということ。地域の気候に合わせて栽培している為、天候不良になれば不作(高値)になり、天候が良ければ豊作(安値)になります。
たまにキャベツや白菜が大豊作で値崩れを起こし、農家さんが畑で廃棄しているのがニュースになってますよね。消費者から見ればもったいない限りなのですが、あれは出荷しても箱代や運賃を賄えないほど値段が下がっているので仕方がないそうです。
施設栽培とは?
ビニールハウスや加温栽培、水耕栽培など施設を使う栽培方法です。
施設栽培の特徴は天候による影響が小さいということ。温度や水分を調整できるので、年間を通して安定的な生産ができます。
また、もともと露地栽培で収穫されていた野菜をビニールハウスで加温栽培することによって、収穫時期をずらすことが可能になりました。
これによって、露地栽培では夏にしか収穫できなかったキュウリやナスなどが冬でも穫れるようになりました。ただ、そのお陰で野菜の旬がわかりづらくなりましたよね。